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カガク De 暮らす

元研究者のゆるーいブログです。職業病により、家庭でもカガクしています。

もっと潤いたい! -加湿器と湿度のハナシ

 

 

こんにちは、コガです。

寒くなりましたね。年の瀬が近付き、にわかに忙しくなってきました。

 

こんなときに気をつけないといけないのは風邪。年末年始に風邪を引くと、ギッチリ詰まったスケジュールもメチャメチャになりますし、せっかくおいしいお料理を食べられる機会が台無しです。

 

風邪対策といえば加湿。ですが、加湿器炊いても喉が乾く、なんてことありませんか?私がまさにそれです。加湿器炊いても炊いても潤わないのです。

 

ということで冬季の加湿についてちょっと考えてみました。

 

まず、湿度とは何か。中学校の理科で習いましたね。
「湿度」というと、一般的に相対湿度のことをいいます。相対湿度とは、
「ある気温での水蒸気量が、飽和水蒸気量に対してどれくらいか」というもの。飽和水蒸気量。なんだか難しげな言葉がでてきましたが、これは「ある気温で水蒸気が水蒸気でいられる最大の水蒸気量」「これ以上水蒸気を増やしても水滴になってしまう状態」です。飽和水蒸気量に達したお部屋は湿度100%となります。湿度が40%、というのは、飽和水蒸気量に対して水蒸気量が40%、ということになります。

ここで大切なのは、飽和水蒸気量は気温によって変わるということです。

 

飽和水蒸気量(g/㎥)と温度

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このように、大気中に含むことのできる水蒸気量は気温によって劇的に変わります。

 

↓こちらの立正大学地球環境科学部環境システム学科 中川先生のサイトで計算できます。

飽和水蒸気圧と水蒸気量の計算

 

例えば、夏季、気温30℃で湿度70%というと空気中に21.3g/㎥の水蒸気が存在していますが、冬季、気温10℃で湿度30%というと空気中にたった2.8g/㎥(1m✕1m✕1mの範囲に2.8gの水分)しか水蒸気がないのです。そりゃ乾燥するわ。

だからといって、気温10 ℃で、流行りの超音波加湿器でせっせと加湿して、湿度が100%になったとしても、水蒸気量は9.4g/㎥以上はいきません。私のような乾燥人間には、9.4g/㎥くらいでは足りないようです。

 

湿度100%なら人体から揮発することもなくなるから、加湿の意味があるんじゃないの?とも考えましたが、呼気は温かいので吐き出す直後までは湿気を多く含んでいます。吐き出してから、水滴に変わってしまうのです。冬の息が白い、という現象そのものです。一方で吸気の水蒸気量は低い。
低温では湿度100%でも口腔内の湿気をどんどん失っていく、と言えるでしょう。

 

風邪予防のための効果的な加湿とは・・・。

 

①室温もあげる

 

普段の加湿で足りないと感じるなら、室温もあげたほうがいいでしょう。

どんなに加湿器のパワーを上げても、超音波加湿器でもくもくしているやつが床まで降りていたらアウトです。目に見えているのは水滴です。もくもくしているやつが空気中に消えていってはじめて水蒸気になっているのです。これは加熱式加湿器でも一緒です。加熱式加湿器は部屋の温度を若干上げるという意味では超音波加湿器よりもすこしは効果的なのかもしれません。
昭和の光景、ストーブ&やかんはもっと効果的です。カセットコンロで暖めながらの鍋なんかもいいですね。
とにかく、加湿したければある程度室温を上げることです。

 

②結露対策

 

せっかく室温を上げて加湿しても、窓際で水蒸気を水滴に戻してしまってはもったいない!窓際の結露対策も重要です。
蛇足ですが、夏場に手作り除湿機をつくった方がいます。

 

実証!ペットボトル氷で除湿してみるとこれだけ水が取れる | Cigar Cat

 

こんなに水がとれるのですね。冬場にも似たようなことが窓際でおこっています。窓際除湿、ぜひ防ぎましょう。

 

③マスク

 

でも暖房代がかかるよ!という声も聞こえてきますね。そんな時はマスクです。マスクをすると、マスク内の温度は暖かいですし、湿気をあまり逃しません。病原体を吸入することも防げます。

ということで、エコ(ケチ)なコガ家では「マスク」を重点政策としていこうと思います。

 

単に風邪予防を考えるならば、運動、食事、睡眠を十分にとって体力をつけておくということも忘れてはいけませんね。